ロシア、カムチャツカ半島に漂着したゴマフアザラシの死体。他にもウニやヒトデなど、海底にすむ多くの生物の死体が山となった。(PHOTOGRAPH BY ALEXANDR PIRAGIS / SPUTNIK VIA AP)
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9月14日は珍しく晴れた日だった。水温は12℃と気温より高く、ロシア極東のカムチャツカ半島にとってはサーフィン日和だった。
しかし、地元でサーフィンスクールを営むエカテリーナ・ドゥイバ氏は、たった30分でハラクティルスキー・ビーチから戻って来た。視界はぼやけ、のどが痛む。目を開けることができなくなった仲間もいた。
彼らは初め、日光か激しい風のせいだろうと思っていた。だが翌日以降になって吐き気や下痢、発熱に襲われたことから、原因は海水そのものにあったことに気が付いた。結局16人が病院に行き、何人かが角膜を痛めていると診断された。
一方で、海の生物たちにも異変が起きていた。ウニやヒトデ、タコの死体が大量に流れ着き、悪臭のする黄色い泡が長さ数キロメートルにわたって海岸沿いに浮かんでいた。海に潜ったダイバーたちは、海底の生物の95%が死亡した場所もあると見積もった。
「私はただ当惑するばかりでした。ハラクティルスキー・ビーチの海水はいつもきれいで、今までこんなことはなかったからです」と、1カ月経ってもドライアイに悩まされているドゥイバ氏は話す。
この異変は半島を回り込んで南西部にまで、そして食物連鎖の上位にまで広がっている。10月中旬、カムチャツカ半島の西海岸で、魚たちが何千匹も死んでいるのが見つかった。さらには、こうした魚を食べたヒグマが深刻な食中毒に陥った。これは、海洋生物の大量死がもたらす影響のほんの一例に過ぎない。
当初、多くの人が化学物質などによる水質汚染を疑ったが、科学者らの調査によると、原因はおそらく藻類の大量発生(藻類ブルーム)だという。そうなると問題はますます深刻だ。地球上の海洋環境の中でも特に生物多様性にあふれ、ニジマスやラッコといった絶滅危惧種が暮らすこの場所に、気候変動の影響がおよんでいる可能性があるからだ。
「藻類ブルームがここまで大きく広がるとは予想していませんでした」と話すのは、ロシア極東連邦大学の海洋生物学者キリル・ウィニコフ氏だ。「前代未聞の例です」
続きはソース元にて
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/102000611/?ST=m_news
コメント
露助こんどはなに捨てた
核廃棄物じゃねえの? ソ連時代からドラム缶ごとあの辺の海に捨ててたんだろ
でもチェルノブイリ原発周辺で自然ってほとんど
影響受けてないんだよな
魚介類の値段が上がる感じなのかな
ついこないだアリューシャンででかめの地震もあったろ
なんか最近海水温高過ぎだし、環太平洋火山帯周辺ヤバくね?
ロシア軍の燃料か何かが漏れたみたいな話してたぞ
藻か
ノルウェーなんかでも去年だったか藻の大量発生で800万匹のサーモンが死んでたな
硫黄とかかな
噴火の予兆か
カニが高くなるのは困るんだか…
海上にいる人間の体調にまで異変を起こすレベルの毒物を撒き散らす藻類なんているのかよ
>藻類の大量発生(藻類ブルーム)
地中海でも問題になってたなこれ
ちょっとググってみたけど神経毒をもつ藻類がいるんだな
こんなのが大量発生したらマジで洒落にならんわ
それせめて食用にできないの?と思ったけど食ったヒグマが食中毒起こしてんなら無理か…
ニジマスが絶滅危惧種なんて初めて聞いたわ
釣り堀で釣らせてる場合じゃねーな
まあ地球さんは今まで何度も、生き物たちに大絶滅パンチを
食らわせてきたからね
世界中の何処でも同じようなこと起こり得るよね
サンマ穫れなくなったとかかわいいもんだった(´・ω・`)
まあ、今年は暑かったから河水の流量が多かったんだろ
規模の大小はあるけど良くある奴
クソでっかい水溜りの海が薄まらずに万遍なく毒性化するなんて人工物じゃ無理やろ
海水温
放射性廃棄物
海底火山
有毒な隕石落下
他考えられるのは海水温の逆転とか
三浦半島の異臭騒動といいアラスカの地震といい巨大地震フラグじゃないのかこれ
何が始まるんです?